夢主=ヴィルヘルム
【夢主×ルイーズ】
コーヒーを片手に書類を読んでいたヴィルヘルムは、執事から告げられた客人の来訪に顔を上げた。
そういえば予定があったなと面倒くさそうに呟いて席を立つ。
応接室に足を踏み入れると、金髪の青年がはっとしたように顔を上げた。
「待たせたな、ルイーズ」
「ヴィルヘルム…」
どこか切なげな声音を無表情に受け止めて人払いをしてから青年――ルイーズに歩み寄る。
立ち上がっていたルイーズはすぐそばに立ったヴィルヘルムに恐る恐る手を伸ばした。
「ヴィルヘルム……会いたかった……っ」
震える手を背中に回して抱きついてきたルイーズに、ヴィルヘルムは特に反応しない。
両腕を脇に下ろしたまま、ただそっと、耳元で囁く。
「会うだけでいいのか、ルイーズ……?」
囁かれたルイーズは小さく声を洩らしてから、抱き締める腕を緩めて顔を上げた。
揶揄するように吊り上げられた唇に視線が吸い寄せられる。
全身の熱が高まっていくのを感じながら、唇を重ねた。
「ふ…ん、……ん…ぁ………んん……っ」
歯列をなぞり、舌を絡めとり、思うままに口内を貪ってから解放したヴィルヘルムは、赤い顔で息を整えようとするルイーズをみて笑みを深くした。
くつくつと、喉を鳴らして嗤いながらルイーズのシャツを肌蹴させ、その胸元に手を滑らせる。
「あ……」
触れられるだけで全身を甘い痺れが襲う。
ルイーズは更なる熱さを求めて言葉を紡いだ。
「…抱いて、下さい………」
返事は行動で示される。
にやりと嗤ったヴィルヘルムは、ルイーズの熱が集まる下半身に手を伸ばした――――――
***
ルイだとこんな感じ。
素直なルイ………これもまた可愛いと思うんですがどうでしょうか!?
[0回]
PR